つくば生活日記

2022年4月からつくばで単身赴任スタート。つくば生活の出来事を記録します。

100年の重み「地磁気観測所」

10/21に茨城県石岡市柿岡の気象庁地磁気観測所」の一般公開に行って

来ました。地球磁気・地球電気に関する観測および調査を行う機関で、

ホームページで磁気嵐速報や、地磁気活動などをタイムリーに公開しています。

以前から気になっていたので、とても楽しみです。

つくばセンターから水戸行きのTMライナーに乗り石岡で下車。路線バスに乗り換えます。

路線バスの下宿で下車して、地図を見ながら探します。迷ってやっと発見!奥が入口です。
遠くから見たら観測所と気が付かないほど奥まった場所にひっそりと存在します。
受け付けでパンフレットをもらいました。テントの後ろに観測機器の説明が。

大正14年(1925年)に竣工した本館、至る所に施された装飾がいいですね👍
100年前の建築物とは思えないほど、大事に使われてますね。
トイレを拝借。ドアのデザインと、「あき」が右から書いてるのが歴史を感じます。

展示物を見に行ってみましょう。本館の後ろの建物に移動。こちらも古そうです。
職員の方が沢山控えておられて、質問にも分かりやすく答えて頂きました。

続けて外の施設を見に行きます。思ったよりも広大な敷地なんですね!
地磁気観測とは全く関係ありませんが、雨量計がありました。アメダスの雨量の元データ。

高精度で安定した地磁気観測を行うKASMMER地磁気観測施設 です。

白い小さな建物には、それぞれに測定する方向が異なる磁力計が設置されてます。

大正13年に建てられた実験室。こちらの建物も趣があっていいですね。
室外灯はクチナシを模したステンドグラスだそうです。これもいいですね〜
こちらは第2変化計室。こちらの外灯も素敵ですね🎵

広大の森の中にある、歴史ある観測所でしたね。建物も良かったです。

観測に関する展示も良かったですが、私は大正時代の建物達が気に入りました。

最初はお金が無いから立て直さないのかと思いましたが、測定条件を変化

させたくないからなんですね! 測定機は更新されてますが、建物や設置場所を

変えないことで過去のデータとの比較が出来る様にしてるのかも。

そう考えると、この測定環境を100年間維持されてきた、歴代の職員の方々の

努力には頭が下がります。

ところで、観測の邪魔になるので、観測所から半径35キロ以内は直流電源を

使用してはならないと法律で定められています。なので、この圏内の電車は

交流です。つくばエクスプレスが守谷から交流になるのは、この法律の為だったの

ですね! 観測所の職員の方々に加えて、鉄道事業者の方々の協力も大きい

ことが分かりました。これからの100年も守られて行くことを願ってます。

 

⬇️ブログランキング参加中。ワンクリックをお願いします。


つくば市ランキング