つくば生活日記

2022年4月からつくばで単身赴任スタート。つくば生活の出来事を記録します。

11月18日は「土木の日」研究所大公開2024

つくばに引っ越して来てから、いろいろな研究所の一般公開を見学しましたが、

今回は初めて土木関係の研究所を見学に行きました。

国立研究開発法人「土木研究所」と、国土交通省国土技術政策総合研究所」の

一般公開です。11月18日の「土木の日」にちなんで、毎年18日に近い土曜日に

一般公開してます。今年は11月16日が一般公開です。

同じ敷地に2つの研究機関があります。こちらは国土技術政策総合研究所(国総研)。
国総研の建物入り口で受付済ませると、パンフレットをもらえます。
安全性や環境保全なのどの研究目的の全長6152mのテストコースをバスで高速走行体験。

南ループを120kmで走行するとハンドルを操作せずに走行できます。

北ループを時速100kmで走行するバスです。乗ってるとバスの大きな傾きを感じますよ👍
富山県に建設中の利賀ダムの実証試験用の1/45モデル。水の流れなどの検証を行ってます。
満水時のダムの破壊を防止するための放水の検証実験。この段差で水流の勢いを弱めます。

利賀ダムの完成予定時期は7年後の2031年です。完成したら見に行きたいです。

利賀ダムの様に過去も多くのダムの建設前の検証を行っています。

こちらは橋の劣化調査などを体験出来る会場。撤去された橋梁に一部が展示してます。
長さ15m以上の橋の数は全国で15万橋、うち茨城県は1万4千橋もあります。保守大変そう...
左は橋の構造物「床板」の打鍵体験。右は電磁波で内部の鉄筋を調査する装置の実演。

このエリアにある撤去された橋梁の一部は、痛み具合の研究材料だそうです。

研究成果は橋の建設や、保守のルール作りに役立てられています。

昼ご飯は国総研の食堂で食べました。太鼓の演奏や、排水車などの展示を行ってました。

昼食の後は地質チームの展示会場へ。どんな研究をしてるのでしょうか。
レーダーでの地下調査の実演や、堤防近くで発生した噴砂の原因調査の為に剥ぎ取った地層。

「噴砂」という言葉は初めて聞きました。新たに堤防などを作った時に

水圧などの変化によって、堤防の下を潜った水が砂を伴って地上に噴き出す

現象だそうです。原因調査のために地面を掘って地層を剥ぎ取って原因を

調査してるそうです。

実大トンネル実験施設にやってきました。バスの走行時にコース横に見えた施設です。
全長700mの世界最大規模の実験用トンネル。照明の明暗で見え方違いを体験しました。

想定する最高速度によって、最低輝度が決まっているとの説明を聞きました。

知りませんでした! 40km、60km、80kmの3つの速度用の輝度で

見え方の違いを体験できました。このトンネルでは車両火災時の煙の

挙動などを検証する実験も行われました。

下水道の保守点検を体験出来る施設にやって来ました。本物の配管が敷設されてます。
配管内側にコンクリートの異常を再現し、検査装置が検出できるか検証してるそうです。

人間が配管内に入って検査しなくてもよくなるために、ロボットやドローンなどを

使って検査の検証用に貸し出される事もあるそうです。日本全国の下水道の

保守の確立の為に役立っています。

朝9時に受付して14時過ぎまで5時間程滞在しました。想像以上に面白い!

土木研究所、国総研ともどんな研究しているのか、全く予備知識が無いまま

一般公開に行きましたが、想像以上に面白かったです。こんなに多彩な研究を

されているのですね。地図上で試験走路があるのは知っていましたが、

高速道路の看板の書体の研究などを行っているのは初めて知りました。

5時間では全て見ることは出来ませんでしたが、また来年も是非訪れてみたいです。

おかげで楽しい週末になりました🎵

 

 

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